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悠久の森 白神

白神山地の生態系

 自然度の高い冷温帯落葉広葉樹林が残存している地域として、日本最大規模を誇る白神山地には多様な動植物が生息・生育しています。では、どのような動物や植物が生息し、どんな生態系を形づくっているのでしょうか。

■白神山地の動物

白神山地の動物 白神山地の豊富な自然植生のもと、多様な動物が生息しています。世界遺産指定地域周辺を含む白神山地全域では、東北地方に分布する中大型ほ乳類のうち、特別天然記念物のニホンカモシカやツキノワグマ、ニホンザルなど、多雪地で生息できないニホンジカ、イノシシを除く種類がみられます。また、クマゲラやイヌワシなどの貴重種を含む鳥類が知られているなど動物相も豊富です。かつては広く東北地方を被っていたであろう冷温帯域の極相状態の生態系の姿を残した地域としてその価値は大変高いものとなっています。
白神山地の動物についてもっと詳しく知りたい方は、「見どころ(動物)」へ

■白神山地の植物

白神山地の植物 広大な地域がブナ林により占められているのが白神山地の植生の最大の特徴ですが、白神山地全体ではブナ林以外にも113科600種あまりの植物が分布していることが確認されています。この中にはアオモリマンテマ、ツガルミセバヤ、オガタチイチゴツナギなどの準固有種も知られています。

白神山地の植物についてもっと詳しく知りたい方は、「見どころ(植物)」へ

森林内の物質循環

物質循環 植物は葉緑素をもっており、太陽エネルギー、大気中の炭酸ガス、水、無機養分を利用して光合成を行ない自身の体を形成します。成長した植物体は、動物の植物となります。植物を食べて成長した動物の死体や排泄物は、地中の小動物やバクテリヤなどの働きによって分解され、もう一度無機成分となって植物の養分となります。このように森林生態系では、太陽エネルギーを利用して、植物、動物、微生物の間を物質が回っており、これを「物質循環」といいます。

野生動物の食物連鎖

食物連鎖 白神山地は木の実、果物など動物の食物源に富んでおり、また、木の洞や樹上は動物にとって比較的安全な住処となります。このため森林内の動物相は、種数・個体数ともにきわめて豊富です。 森林では大型の哺乳類から微小な土壌動物まで多種多様な動物が生息していますが、これらは相互に影響しあい、生態系を構成しています。土壌中の小動物、あるいは、昆虫類などは餌を植物に依存しています。小型鳥類やヘビなどはそれらを餌とし、さらにイヌワシやクマタカなどの猛禽類は、小型鳥類やヘビ、ノウサギなどを餌としています。このように上位の動物が下位の動物を餌として連なっていることを「食物連鎖」、あるいは「食物ピラミッド」といい動物生態系を理解する上で重要な法則となっています。
 様々な動物が相互に関係しあっているために、ある動物のみが急激に増加したり減少したりすると生態系のバランスが崩れることがあります。
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